【RaspberryPi】RaspberryPiで静電容量タッチ付きDSIモニターを使う

it

Raspberry Pi用小型の静電容量タッチで操作できるDSIモニターを使いました。
シンプルな接続でRaspberry Piにモニターを取り付けることができます。
DSIモニタを使ってフォトフレームを作りました。

DSI モニター4.3inch

簡単紹介

FFCケーブル1本で電源、映像、タッチパネル信号の接続ができる。

◆梱包状態

段ボールに梱包されています。
同梱品は
・モニター本体
・FFCケーブル 100mm が1本、60mmが1本
・固定ねじ(M2.6 鍋ねじ4個、M2.6 HEXねじ 4個)

注意

Raspberry Pi 3とRaspberry Pi 4は同じFFCで接続できます。
Raspberry Pi 5はピンピッチの違うFPCで接続するようです。
(Raspberry Pi 5は所有していないので確認できていません。また今回購入したDSI モニターにはRaspberry Pi 5用のケーブルは付属していません。)

外観

使ってみた

◆接続

Raspberry PiとモニターをFFCで接続します。
Raspberry Pi 側のコネクタとモニター側のコネクタに接続するだけで、電源、映像信号、タッチパネル信号が使えます。

こちらは接続の様子です。

◆表示とタッチ感

回購入したサイズは4.3inchで解像度は800×600です。
映りはきれいに見えますが解像度は低いので画面の作業エリアは狭いです。

タッチパネルは静電容量式で1点の入力でした。(設定により変更できるかもしれません)
タッチ認識は軽快でスマートフォン相当と感じます。
画面が小さいので、細かなタッチの入力作業には不向きです。

◆組み立て

Raspberry Piと合体して組み立てるためのネジが付属しています。
画像はRaspberry Pi 3Bと合体した様子です。
モニタの方が若干大きいため、Raspberry Pi 本体はモニタの裏に隠れて見えなくなりました。


付属のFFCは100mmと60mmの2本が付属していました。
合体するときは60mmを使うとコンパクトになります。

背面です。
モニタ底部ねじ穴(M2.6)に鍋ねじを使い自立させました。
使用したのはホームセンターで扱いのあるM2.6 L25mm鍋ねじです。



DSIモニターのFFCコネクタは垂直に出ていて、合体後はFFCでTFカードスロットを覆う形になります。
SDカードブートの場合FFCやコネクタが邪魔で取り出しにくいです。
起動するSDカードを入れ替えるような使い方をする場合作業性が悪いので、USBから起動することで解消できそうです。

◆フィルム

※注意

画面の保護と見栄えのつもりでフィルムを貼りつけましたが、静電容量式タッチパネルが反応しなくなりました。
剝がすことでタッチパネルは反応するようになります。
フィルムは静電容量式タイプのものを選択する必要があります。

電源を入れることで鏡の状態からモニタになります。
タッチ操作が利かなくなったので無線マウスとキーボードで操作しています。

準備

セットアップ

Raspberry Pi 環境です。

OS : Raspberry Pi OS 32bit Bullsey

OSのセットアップと開発環境の作成方法はこちら。

使用例

フォトフレーム1

説明

10秒ごとにピクチャーを切り替えるフォトフレームにします。

環境
Raspberry Pi 4B
Raspi OS 32bit Buster

フォトフレームには「feh」を使います。

作業

1.OSの更新

sudo apt update
sudo apt upgrade

2.feh のインストール

sudo apt install feh

3.スクリプトファイルの作成

fehをスライドショーで起動するためのスクリプトを作成します。
デスクトップに「slide.sh」ファイルを作成し、ファイルを編集します。

スクリプトファイル(slide.sh)の内容は以下の内容です。
<picturefolder>はスライドショーをする画像ファイルのフォルダ名を指定します。
作業□箇所の10は秒単位で10秒ごとにランダムに画像を変更する意味です。

#!/bin/bash
feh --recursive --randomize --fullscreen --slideshow-delay 10 /<picturefolder>

スクリプトファイルに実行権限を与えます。

chmod +x ./Desktop/slide.sh

※現フォルダはホームフォルダで、スクリプトファイルはDesktopに作成されているとします。

4.実行

デスクトップの「slide.sh」をダブルクリックし、「実行」を選択します。

結果

スライドショーがスタートしました。
接続しているのは電源用のUSBケーブルだけです。
HDMIのようなゴツいケーブルを使わないのですっきりします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました