RP2040搭載基板について

it

これまでに使ってみたRP2040搭載基板を紹介します。
大小様々で豊富な機能を搭載したRP2040搭載基板は現在40種類試してみました。

記事の目的

RP2040の簡単なスペックや特徴を記載します。
これまでに集めたRP2040搭載基板を紹介します。

本記事ではRP2040搭載基板のサンプルスケッチを掲載しません。
RaspberryPi Pico記事にサンプルコードを掲載するのでリンクをクリックして移動します。

RP2040 の特徴

Raspberry Pi財団が開発したARM製 Cortex M0+マイコンを採用したCPUです。
安価で高性能、多くのGPIOピンと通信機能が使用できます。

スペックシート

主なスペックです。

項目補足
クロック133MHzArduino環境では50 – 300MHzで設定できる
ライブラリのバージョンによって動作しないことがある
メモリRAM 264KB
フラッシュ 16MB
フラッシュは1MBから32MBで
外部に搭載されたサイズで決定される
GPIO30ch3.3V
ADC5ch12bit分解能
ADC 1chは内部温度センサで使用
通信UART 2ch
I2C 2ch
SPI 2ch
USB1.1
USB1.1コントローラ
PHY内蔵(ホスト・デバイス対応)
そのほか低電力スリープモード
DMAコントローラ
高精度クロック
温度センサ
浮動小数点ライブラリ

RP2040搭載基板でできること

当サイトで紹介していることについて記載します。

■信号の入出力
デジタル信号の出力(3.3V)
デジタル信号の入力(3.3V)
アナログ信号の出力(3.3V PWM 分解能 8bit 0 ~ 255, デフォルト周期 1000ms)
アナログ信号の入力(3.3V 通常分解能 10bit 0 ~ 1023)

■通信
UART x 2ch
I2C x 2ch
SPI x 2ch

■USB機能
HID マウス
HID キーボード

■そのほか
RP2040に追加のモジュールを搭載することでより多くの機能を獲得した基板もあります。
基板の個性については次の「RP2040搭載基板」で紹介します。

ボードライブラリ

当サイトではRP2040搭載基板で使用するボードライブラリに
Raspberry Pi RP2040 Boards by Earle F. Philhower, III を使用しています。

追加のボードマネージャのURLhttps://github.com/earlephilhower/arduino-pico/releases/download/global/package_rp2040_index.json
検索RP2040
ボードライブラリRaspberry Pi RP2040 Boards by Earle F. Philhower, III
選択するボードRaspberry Pi RP2040 Boards(x.x.x)※ > Raspberry Pi Pico
※動作確認はバージョン 3.7.0


バージョンを追うごとに多くのRP2040搭載基板をサポートしています。
未サポートや名前のわからないボードの時は “Generic RP2040″を選択することで概ね動作すると思います。

RP2040搭載基板一覧

Noの数字リンクをクリックすると使ってみた感想コメントにジャンプします。
基板名のリンクをクリックすると、基板の記事へジャンプします。

No基板名
外観
pin接続
搭載機能
ROM
(MB)
参考価格
40LILYGO T-PicoC3
I/O 15
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
ESP32C3(技適なし)
(GPIO 3, ADC 1)
ユーザボタン 2
ユーザLED(緑)
ST7789V 1.14inch
バッテリーコネクタ
41,900
~2,300
39Waveshare
RP2040-GEEK
I/O 6
ADC 2
UART 1
I2C 2
(全てSHコネクタ)

Type A Male
SWDコネクタ
(JST SH1.0mm 3pin)
USBコネクタ
(JST SH1.0mm 3pin)
Qwiicコネクタ
(JST SH1.0mm 3pin)
TFカードリーダ
LCD ST7789
41,800
~2,200
38RP2040
Debug Probe
I/O 2
I2C 1
(全てSHコネクタ)
Micro B
SWDコネクタ
(JST SH1.0mm 3pin)
USBコネクタ
(JST SH1.0mm 3pin)
22,600
~2,900
37Micro Fan
RP2040-SLIM
I/O 30
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
LED 青
リセットボタン
81,500
36Waveshare
RP2040-ETH
I/O 14
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
WS2812
リセットボタン
CH9120 Ethernet
42,100
~2,500
35Super-Mini
-RP2040
I/O 20
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
LED 赤
WS2812
2700
~900
34Pico-Mini-RP2040
I/O 24
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
LED 赤
WS2812
リセットボタン
4
8
16
700
~1,500
33RP2040-Pico
I/O 26
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
LED 緑
2600
~800
32RP2040-A
I/O 26
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
Micro B
リセットボタン
LED 赤
1300
~450
31RP2040-Core-A
I/O 26
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
LED 赤2700
~1,200
30Waveshare
RP2040-Matrix
I/O 20
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
リセットボタン
WS2812 25個
21,200
~1,500
29Waveshare
RP2040-Tiny
I/O 20
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
TypeC
(書き込みボード分離)
リセットボタン
WS2812
2700
~1,200
(基板のみ)
1,000
~1,300
(セット)
28Raspberry Pi Pico H
I/O 26
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
Micro B
LED 緑
SWDコネクタ
(JST SH 1.0mm 3pin)
21,300
~1,500
27BPI
BananaPi Pico
I/O 26
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
WS2812
Qwiic互換コネクタ
(JST SH 1.0mm 4pin)
21,300
~1,700
26Pico Bit RP2040
I/O 20
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
LED W2182
リセットボタン
21,100
25VCC-GND
YD-RP2040-Lite
I/O 28
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
LED 青
2500
24Raspberry Pi Pico W
I/O 26
ADC 3UART 2
I2C 2
SPI 2
Micro B
無線モジュール
LED 緑
21,200
~1,400
23AE-RP2040
I/O 30
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
リセットボタン21,200
22Waveshare
RP2040 One
I/O 20
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type A Male
LED W2182
リセットボタン
41,100
~1,500
21RP2040 Develop board
I/O 26
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
LED 緑
41,100
~1,400
20Raspberry Pi Pico BOOT
I/O 26
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
リセットボタン
LED 緑
16600
~700
19Raspberry Pi Pico
Purple version
I/O 30
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
LED 緑
16700
~800
18Raspberry Pi Pico
Green version
I/O 26
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
LED 緑
?600
~700
17LILYGO
T-Display RP2040
I/O 19
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
リセットボタン
ユーザボタン x2個
ST7789v
LED緑
バッテリコネクタPH2.0
41,200
~1,600
16Cytron
MAKER NANO RP2040
I/O 22
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Micro B
リセットボタン
ユーザボタン
PIEZO Buzzer
OFF/ONスイッチ付
LED (14)
W2812 (2)
Qwiicコネクタ (2)
21,400
~1,600
15RTROBOT
RP2040
I/O 30
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
リセットボタン
16700
14VCC-GND Studio
YD-RP2040
I/O 28
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
LED
リセットボタン
ユーザボタン
WS2812
4
8
16
350
~500
1301Space
RP2040-0.42LCD
I/O 11
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
0.42 inch OLED
21,400
~1,500
12WeAct
RP2040 Pico
I/O 28
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
LED(青)
リセットボタン
ユーザボタン
2
4
8
16
500
~800
11WIZnet
WizFi360-EVB-Pico
I/O 26
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
Micro B
LED
WizFi360-PA
21,500
10WIZnet
W5100S-EVB-Pico
I/O 26
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
Micro B
LED
W5100S
21,800
~2,100
9Sparkfun
Pro Micro RP2040
I/O 18
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
リセットボタン
Qwiicコネクタ
161,900
~2,200
8Adafruit
ItsyBitsy RP2040
I/O 23
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
リセットボタン
LED
81,400
~1,700
7Adafruit
QT Py 2040
I/O 11
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
リセットボタン
WS2812
81,400
~1,800
6Seeedstudio
XIAO RP2040
I/O 11
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
リセットボタン
WS2812
RGB LED
2700
~900
5PIMORONI
Tiny 2040
I/O 12
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
リセットボタン
RGB LED
81,400
~1,700
4Waveshare
RP2040-Zero

I/O 20
ADC 4
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
LED W2182
リセットボタン
2350
~500
3Waveshare
RP2040 LCD0.96
I/O 26
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
Type C
リセットボタン
Batteryコネクタ
0.96 LCD
4
16
2,100
~2,500
2Waveshare
PR2040-Plus
I/O 26
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
LED(緑)
リセットボタン
Batteryコネクタ
41,900
~2,300
1RaspberryPi
Raspberry Pi pico

26
ADC 3
UART 2
I2C 2
SPI 2
Micro B
LED 緑
2900
~1,300

RP2040 搭載基板のコメント

ここからは、入手、使用したことのある基板の使用感を主観的に紹介します。
技術レベルや使用目的から一致しないことがありますので理解ください。

No40. LILYGO T-PicoC3

1つの基板にRP2040とESP32C3が搭載されたユニークな基板。
それぞれにスケッチを書き込んで独立して動作させることができる。
小型のST7789V LCDがにユーザボタンやバッテリーコネクタも付いているのでUSBから電源供給しなくても単体で使用することができる。

技適がないのが残念ですが、基板内でCPU同士がUARTで接続されているので通信して使えるワクワク感のある基板です。

No39. Waveshare RP2040-GEEK

ピンヘッダは一切なく筐体に収まったドングル型の基板。
多くのJST SH1.0mコネクタとLCD, マイクロSDカードリーダなど豊富に機能を備えている。
はんだ作業を必要としないコネクタタイプのモジュールを使った開発を手早く行うことができる。
デバッグプローブにもなるので活躍の幅は広い。

No38. RaspberryPi RP2040 Debug Probe

RP2040搭載基板のデバッグを行うための専用基板。

RP2040搭載基板であれば安価にデバッグプローブ化することもできるので機能面だけの話をすると高価な基板でコスパは悪いが、公式の刻印の入った外観でデバッグを行うことができるので気持ちの満足感が高い。

No37. MicroFan RP2040-SLIM

基板の幅が途中で変わるユニークな形状が特徴的。
基板後方はLCD(ST7735)やOLED(SSD1306)モジュールとピン配置が一致する設計となっているため、ピンソケットを実装することで配線不要で取り付けることができる。
基板の前方は細身なので400穴ブレッドボードでは、左右3列ずつ使うことができる。

No36. WaveShare RP2040-ETH

RP2040基板にch9120を合体させた基板。
コンパクトな基板サイズでEthernet通信ができ、通信の制御もUART感覚でスケッチできる。
ch9120のEthernetの設定はアプリケーションかスケッチのどちらでもできる。
アプリケーションを使う設定は手間はかかるがスケッチを単純化できる。
スケッチからの設定は少しスケッチが複雑になる。

No35. Super-Mini-RP2040

RP2040基板では最小クラスの基板です。
Waveshare のRP2040-ZEROと他下位互換性があります。
裏面にもGPIOをパッドで使用することができますが、実装物がないためRP2040-ZEROよりも作業しやすいと思います。

No34. Pico-Mini-RP2040

特徴

Adafruit の ItsyBitsy RP2040と同サイズの基板ですがピン互換はありません。
シンプルにRP2040のGPIOを多く使えるので使いやすい基板と思います。
メモリサイズのラインナップがあるので2MBを安く買うか、16MBの大容量にするかプロジェクトの規模により選ぶことができます。

No33. RP2040-Pico

RaspberryPi Pico互換のジェネリック基板で、TypeCコネクタへ変更された基板です。
USBのコネクタ形状は好みもありますが、表裏を気にせずに挿抜できる点や実装の強度の点から個人的によく使います。
AliExpressでの入手でRP2040搭載基板としては最安値クラスです。

No32. RP2040-A

RaspberryPi Pico互換基板。
リセットボタンが付いたことで作業性はよいですが、フラッシュメモリが1MBしかないため、Python系のインストールが容量的に厳しいことがある。
Arduino環境では1MBでも使えますが、当方はフラッシュメモリを16MBへ載せ替えています。

価格上は知る限り最安基板ですが、AliExpressの価格設定が複雑で1枚だけ当たりで安価に購入することが難しい。
10枚セットでの販売を見かけるので一枚当たり\300未満になるようです。

No31. RP2040-Core-A

RP2040搭載基板の最小クラス基板。
USBコネクタが無く4辺にGPIOピンホールを使用できる、面積に対するGPIOの使用本数では効率のいい基板です。
スケッチの書き込みはUSBケーブルをD+、D-端子に接続して書き込むため、Arduinoやマイコン初心者が扱うには少し敷居が高い。

販売では基板のみの販売と基板と書き込み用のUSBケーブルのセット売りを見かけます。
ケーブルは自作でもできますが、セット売りのケーブルもそれほど高くないと思うので1本はセットで買ってもよいと思います。

No30. Waveshare RP2040-Matrix

WaveshareのRP2040-ZEROにWS2812をMatrixで25個実装した基板。
ピン配置は完全互換で上位互換として使用することもできるが、WS2812が表面積を占めているためリセットボタンやBOOTボタンが裏面にある。
ブレッドボードで使用するとボタンが押せなくなるため、ユーティリティ上では使い勝手の悪い。
ピンヘッダを実装しなくてもミニゲームや、装飾など十分楽しめる。
最大輝度で全個発光させると幻惑するほどのまぶしさで、発熱も大きいため多少温度を気にした使い方が必要。

No29. Waveshare RP2040-Tiny

マイコン基板と書き込みきばん(USBコネクタ)が分離した基板。
スケッチ書き込み後は基板に電源供給することでコンパクトに使用することができる。
書き込み用のボードと本体側が離れた位置に取り付けできるので、狭小のくみこみでUSB配線の取り回しに困る場合に使える。

No28. Raspberry Pi Pico H

本家から販売されている基板で、SWDをコネクタで着脱できるためデバッグしながら開発する場合には使いやすい基板。
初めからピンヘッダが装着されているので、購入してすぐにブレッドボードで試すことができる。
RP2040 Debug ProbeとRaspberryPi Pico Hの組み合わせではSWDデバッグを手早く行うことができる。

No27. BPI BananaPi Pico

Raspberry Pi Picoの上位互換。
サイドエッジと共通のGPIOでJST SH1.0mm 4pin (Qwiic互換)コネクタが付いているので半田をしなくてもI2Cモジュールを使用できる。
入手性があまりよくないのと、送料込みの価格がネック。

No26. Pico Bit RP2040

WaveshareのRP2040-Zeroの互換ボードです。
背面のパッド間隔が広くなっているので直半田をする場合には難度が下がっているように思えます。
RP2040-Zeroでは基板のサイドエッジがIOのスルーホールまで続いていますが、Pico Bit RP2040 はサイドエッジにパターンはありません。

No25. VCC-GND YD-RP2040-Lite

VCC-GND のYD-RP2040の廉価版のような位置づけになると思います。
YD-RP2040と比べるとユーティリティやフラッシュ容量が劣化して価格も引き下げられているようですが、YD-RP2040の4MByte版よりも高いです。

No24. Raspberry Pi Pico W

本家から販売されているRaspberryPi Picoに無線モジュールを搭載したモデル。
ピン番号のシルクやリセットボタンがないままなので、ユーティリティとしてはいまいち。
\500ほどで無線モジュールが搭載されているのは良心的と感じる。

技適取得後はパッケージにシールが貼られているのでパッケージは捨てずに保管する必要がある。
通販で購入する場合は、購入前にショップに技適シールの有無を確認する必要がある。

No23. AE-RP2040

RP2040 の搭載機能だけを載せた基板。
センサ類やLEDなどもやがないため、RP2040の機能を学んだり使いつくすには最良クラスの基板です。
GPIOピンも素直な並びで数えやすい。
シルクのピン番号の表示と、リセットボタンはついているので作業性もよい。

No22. WaveShare RP2040 One

WaveShare のRP2040 Zeroのドングル型。
フラッシュメモリは4MBに強化されています。
USBケーブルなく、パソコンに直接挿して作業できます。

No21. RP2040 Develop board

RaspberryPi Pico の2倍弱の大型基板。
ピンヘッダを取り付けてしまったが、Arduino UNOのようにピンソケットを上面に実装すると使い勝手が良いと思います。

No20. Raspberry Pi Pico BOOT

Raspberry Pi Picoの上位互換。
メモリは最大の16MB搭載で、リセットボタンと基板上面のGPIO番号シルクのおかげで作業性のよい正統進化したような基板。
ゲーム機の予備ボードで販売されているようですが、普通にArduino環境で使いやすい基板です。

No19. Raspberry Pi Pico Purple version

RP2040のGPIOをすべて引き出していて、フラッシュメモリも最大搭載の16MB搭載でありながら、価格はRP2040搭載基板では最安クラス。

RaspberryPi Pico と同じ基板サイズでも電源やGNDのピン位置が全く違うので、設計や配線作業に注意が必要。

No18. Raspberry Pi Pico Green version

Ali Expressで購入。
基板名称も不明なため、「Green version」としました。
RaspberryPi PicoのGenericピン互換で、TypeCコネクタ版を探していて購入しました。
メモリサイズは、チップのシルクが削られているため不明。

Arduino環境で使用していますが使えています。

No17. LILYGO T-Display RP2040

小型のLCD ST7789V、ユーザボタンやバッテリーコネクタが搭載された基板。
バッテリーを使って単体で動作させることもできるので、この一枚でできる作業は多い。

バッテリコネクタがついていますが部品に囲まれているので挿抜がし難い。
BOOTボタンも背面にあるので、ブレッドボードを使っている場合には一度取り外さないといけないので一部使い勝手の悪さがあります。

LILYGOから公式のケースが販売されているので、組み込みことで評価基板臭さはなくなりますが、少し隙間が多いのと、一度組み込むと取り外しが難しいのが欠点。
ケースに収納してもGPIOピンは使用できる。

No16. Cytron MAKER NANO RP2040

電源を入れると鮮やかに発行し、聞きなれた音楽が流れます。
多くのLEDや小型のスピーカー、WS2812も実装されていて光と音の演出をこの一枚で実現できます。
QwiicとGrove変換ケーブルも2本ついていてお買い得感あります。

ピン配置はArduino nanoと互換っぽい配置になっていますが、ブレッドボードに挿した工作では基板のせり出しが多いため、見た目以上に使える面積が小さくなります。

No15. RTROBOT RP2040

RP2040のGPIOをすべて使える基板。
基板は若干大きいのでブレッドボードの使い勝手が悪いが、素直なピンの並びとシルク表示、リセットボタンなどが装備されいて作業性はいい。

No14. VCC-GND Studio YD-RP2040

RaspberryPi Picoのジェネリック基板。
フラッシュメモリのサイズが4, 8, 16MBのラインナップから選択できる。
RP2040基板では最安クラスの基板で、国内での価格はともかくとして入手性もよい基板です。
少々小さいボタンですが、ユーザボタンやリセットボタンもあり、GPIOピンシルクもあるので作業性の良いボードです。

電源系のトラブルや、ADC、WS2812の電源でのはんだショートがされていないことがあるなどトラブルも多くあるので、解決方法を備えて辛抱強く付きっていくボードです。

No13. 01Space RP2040-0.42LCD

最小クラスの基板に最小クラスの単色OLED 0.42inchを載せた基板。
リセットボタンやWS2812、Qwiic互換コネクタなどユーティリティも充実しています。

リセットボタンとBOOTボタンが背面にあるので押しにくいのと、ブレッドボードとのピンピッチがあっていないので使いにくいなどの欠点があります。

No12. WeAct Studio RP2040 Pico

RaspberryPi Picoのジェネリック基板。
フラッシュメモリのサイズが2, 4, 8, 16MBのラインナップから選択できる。
価格帯も安くはないが高くもない。
RaspberryPi Picoと比べ、GPIOを2個多く使えるが、電源周りのピン配置が若干違うのでピン配置表をよく見て作業する必要がある。

No11. WIZnet WizFi360-EVB-Pico

RaspberryPi Pico にWIZnet のWifiモジュールWizFi360-PAを実装した基板。
RaspberryPi Pico Wの技適付きよりも前にリリースされていて、RP2040搭載基板で無線を使える基板の一つです。
RaspberryPi Picoと高い互換性があり、無線を使わなくてもほぼRaspberryPi Picoと同じ使い方ができます。
長手方向の基板が大きくなっているので、組み込みや実装のスペースを考慮する必要があります。

No10. WIZnet W5100S-EVB-Pico

RaspberryPi Pico にWIZnet の W5100S(有線LAN通信)を実装させた基板。
SPI通信をLAN通信に変換して通信することができる。
LANモジュールを別途用意して配線するわずらわしさから解放されるので、有線通信をする創作物ではおすすめの基板です。
RaspberryPi Picoと高い互換性があり、ほぼRaspberryPi Picoと同じ使い方ができます。

No9. SparkFun Pro Micro RP2040

AVR系のこの基板サイズの規格からの置き換えであれば選択肢の一つになる。
メモリは最大積載の16MByte搭載している。
Qwiicコネクタモジュールの実験や開発が手早くできます。
リセットボタンついていますが、コネクタ横にあるため少し押しにくい。

No8. Adafruit ItsyBitsy RP2040

このItsy Bitsy基板規格は他のマイコンでも多くあるので、RP2040搭載基板としても搭載されたと思います。
小さめの基板でもできるだけ多くのGPIOを使用したい場合の選択肢。
価格面では中間価格帯でRP2040搭載基板では高級品なので多数必要な開発には向かない。

No7. Adafruit QT Py RP2040

SeeedStudioのXiaoと基板規格は同じであるが、ピン番号に互換はない。
同じ基板サイズでRP2040搭載基板にXiao RP2040 がある。
メモリは潤沢にあるが、コスパと入手性ではQt Py RP2040が不利。
Qwiicコネクタもあり、Xiao規格としては使いやすい。

No6. Seeed XIAO RP2040

SeeedStudio Xiao と基板規格は同じ。
I2Cピン位置にはI2C1が設定されているためI2Cを使ったライブラリのオブジェクト変更が必要になる。
入手性が良いが、価格は中間クラスなので大量使いをしにくい。

No5. PIMORONI Tiny 2040

Waveshare のRP2040-ZEROよりもさらに小型。
使えるGPIOも減りますがサイズにこだわる場合の選択肢になります。
小さな基板には珍しくSWDが使えるので、デバッグしながらの開発は有利に進められる。
フラッシュメモリも十分に搭載されていて性能的には十分だが、価格は高め。

No4. Waveshare RP2040-Zero

サイズも最小クラス、価格も最安クラス、入手性もよい基板。
基板自体は小さくても後方のスルーホールを使ったり背面にもGPIOパッドがあり、必要となればかなりの本数を引き出すこともできる。
価格と入手性とサイズ感から実験でも多用することの多い基板。

No3. Waveshare RP2040-LCD-0.96

RP2040-Plus同様リセットボタンと、コネクタがあるので使い勝手は良い。
小型のLCDモニタは煩わしい配線がしなくても基板内の状態表示や小型のゲーム機としても気軽に使用できる。

No2. Waveshare RP2040-Plus

RaspberryPi Picoの正常進化基板。
十分なフラッシュメモリと、リセットボタン、バッテリーコネクタ搭載で使い勝手が向上。
早くから上位互換として登場したこともあり入手性もよい。
価格は\1,000を超えてくるので気安く使いにくい。

No1. RaspberryPi Raspberry Pi Pico

本家RaspberryPi財団のマイコン基板。
Arduino nanoと比べると少し大柄になった基板だが、多くのGPIOと通信線を使用できる。
価格も控えめで入手性もよく、実験や量産でもためらうことなく使っていける。

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